Qi10のドライバー3種
テーラーメイドから2024年の新作「Qi10」が2月より発売となっています。
前作のステルス2と同じく3種類のモデルに分かれていて、ノーマルを中心として、低スピン、高MOIがありますので、幅広いゴルファーに対応しています。
Qi10 LSドライバー
ディープな洋ナシ型で、操作性と低スピン性能に優れた上級者向けモデル。
Qi10ドライバー
LSよりもややシャローな洋ナシ型で、深重心による直進性と寛容性を少し持たせたモデル。中・上級者向け。
Qi10 MAXドライバー
シャローな丸型で、縦・横の慣性モーメントが10,000g・cm2超えの高MOIモデル。直進性が高く、打ち出した方向へ真っすぐ飛んで行く。
Qi10シリーズのドライバーの解説動画
スポナビゴルフの3名のゴルフ専門化が、Qi10シリーズのドライバー3モデルについて、特徴や試打した印象を解説。
Qi10 LSドライバーの弾道・特徴・スペック
弾道
・打ち出し:中
・方向:フェード
・スピン量:低
・寛容性:中
特徴
こちらはロリー・マキロイ、タイガー・ウッズらが手にしているところが確認されているモデルです。
テーラーメイドとしては珍しく「LS」という低スピンを意味するタイプ名が付けられています。
ソール前方には移動式のウェイト調整機能が搭載されていまして、ステルス2 PLUSの後継モデルと考えて良いでしょう。
スペック
・ロフト角:8、9、10.5°
・ライ角:54°
・長さ:45.5インチ
・ヘッド体積:460cc
Qi10ドライバー
弾道
・打ち出し:中~高
・方向:ややフェード
・スピン量:低~中
・寛容性:中
特徴
こちらはタイプ名が付かないモデルです。
スタンダードタイプと思われますので、ステルス2ドライバーの後継ということになります。
ウェイトはソール後方に加えて、前方の少しヒール寄りにも搭載されていますので、この辺りの設計はステルス2ドライバーと似ています。
ただ、新シリーズの初代のモデルは、SIMにしてもステルスにしてもツアープロ寄りで難しい傾向があり、Qi10シリーズも全般的にアスリート寄りです。
スペック
・ロフト角:9、10.5、12°
・ライ角:56°
・長さ:45.5インチ
・ヘッド体積:460cc
Qi10 MAXドライバー
弾道
・打ち出し:中~高
・方向:ニュートラル~ややドロー
・スピン量:中~高
・寛容性:大
特徴
こちらはMAXというタイプ名が付されていて、3機種の中では最も優しいタイプのドライバーです。
3モデルと言う分け方で考えた場合、ステルス2 HDドライバーの後継モデルですが、Qi10 MAXドライバーはドロー一辺倒なモデルではありません。
上下左右の高MOIが10,000g・cm2を超える巨大慣性モーメントを備えています。ヘッドのブレなさに優れていて、打ち出した方向に真っ直ぐ飛んで行きます。
スペック
・ロフト角:9、10.5、12°
・ライ角:58°
・長さ:45.25インチ
・ヘッド体積:460cc